文字の色分け基準は以下の4つ。
黒…正史または演義にある記述、設定
…史書、演義等の記述から発展した解釈
…野史、民間伝承等の記述
…史書、演義等に基づかない架空設定


(シンキ) 麗しの華
傾国の美女。
肌は玉のごとく、美貌は花のごとし、と讃えられる。
袁紹の次男・袁煕の妻だったが、曹操が冀州を攻め落とした際に、真っ先に乗り込んだ息子の曹丕が見初めて妻にした。
歌や音楽を愛する雅やかさと、他者にこびることない凛とした美しさと、厳然たる気風の持ち主。

蔡文姫(サイブンキ) 憂いの才女
後漢の議郎蔡邕の娘。
才女の誉れ高く、音律にも通ずる深窓の麗人
乱世の混乱の中、騎馬民族の匈奴に連れ去られるが、これを憐れんだ曹操の手によって助けられた。
物静か儚げな物腰の内に、聡明さと芯の強さを秘めている。

大喬(ダイキョウ) 儚くも強き
喬玄の娘。孫策の妻となる。
妹の小喬とともに、「二喬」と称された美女。
争いを好まない優しい性格だが、孫策を支えたい一心で戦場に出るようになる

尚香(ソンショウコウ) 尚武の姫君
孫堅の娘。
明るく快活で、負けず嫌い。
武芸にも秀で、戦場では真っ先に敵陣に突っ込んでいく男勝りな性格。
その武技と容姿の美しさから、「弓腰姫」とあだ名される。

小喬(ショウキョウ) 無垢なる
周瑜の妻で、姉の大喬とともに“二喬”と称された美女。
無邪気で、やや世間知らずの所があり、戦場へも、周瑜に付き従って遊び気分で赴いている節がある。
そのため、戦場でも物怖じしない勇ましさがある

練師(レンシ) 麗しの守り人
孫尚香付の女官。
零落した豪族・歩隲の娘だが、
武芸の腕を買われて孫尚香の護衛を務めるようになる。

星彩(セイサイ) 若き守り手
張飛の娘。
乱世の只中に生まれ劉備軍の名だたる武将に囲まれて育ち、自らの意思で戦場に立つことを選んだ。
劉備の息子、劉禅を守ることを使命とし、蜀漢の未来を担う。
直情的な父に似ず、常に落ち着いていて感情に走らない少女。

鮑三娘(ホウサンジョウ) 天然元気娘
鮑家の三女。
戦場で出会ったとある美丈夫に興味を持ち、そのままついてまわるようになる。
物怖じせず、明るく前向きな性格。

月英(ゲツエイ) の妻
諸葛亮の妻。黄承彦の娘。
夫の知略を武勇で支えようと、戦場に立つ女性。
また、武芸のみでなく
天文から地理・兵法と広く学問に通じ、諸葛亮を陰に日向に支えた。
しとやかだが、戦場では凛然と立ち振舞う。

王元姫(オウゲンキ) 活眼美姫
魏の重臣王粛の娘。
幼い頃から賢く胆力があり、「男なりせば」と周囲から嘆息された
礼儀正しく弱者にも優しいが身内と判断した人間には遠慮なく本音を語る。

祝融(シュクユウ)  情熱の炎
 孟獲の妻。伝説の火の神・祝融の子孫を名乗っている。
勝ち気で姉御肌な女戦士。
火の神の名前に相応しく、直情的で攻撃的な性格だが、猪突猛進で機転に欠ける孟獲をうまく補佐し、よき王として立ち振る舞うように仕向けるという一面も持っている。

貂蝉(チョウセン) 策謀の舞姫
 絶世の美女で、歌舞に優れていた。
司徒・王允のもとで実の娘同然に育てられる。
董卓の専横を憂う王允のため、董卓と呂布に近づいて「連環の計」を仕掛け、見事に二人の仲を裂くことに成功する。
可憐な容姿の中に秘めた強い意志と覚悟により、英傑並みの熱さをもって乱世を生きた。



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