蔡文姫が主人公の映画を見つけたので置いておきます。全部中国語です。
映画というよりは劇の方が正しいです。舞台セットが並んでいます。
www.tudou.com/programs/view/4PPtbr0A5tE/
郭沫若(カクマツジャク)の戯曲をふまえた作品だそうです。
郭沫若とは、毛沢東と同時代を生きた人です。
この動画は中国語文の字幕もないので、内容はよくわかりません。
郭沫若の作品集にあった台本を見ると同じセリフが並んでいました。
おそらく、台本のままなのでしょう。
登場人物の名前も表記してくれないので、以下補足します。
頭に薄い布を被ってる女性が蔡文姫、赤い服を着た男の子が蔡文姫の子です。
やや白髪交じりの女性は蔡文姫の伯母です。郭沫若の作では趙四娘と呼ばれる人です。
頭に羽を刺した帽子を被ってる男性は劉豹です。蔡文姫の夫です。
赤い布にくるまれた子供は蔡文姫の娘です。台本では昭姫と呼ばれます。
物語は蔡文姫が漢の国へ帰ろうとする場面から始まります。
しきりに男の子が蔡文姫に抱きついたり泣き叫んだりしています。
何度も「お母さんが行くなら僕も行く!」と言ってます。
初っ端から肉親との別れの場面です。
拉致シーンを省いても2時間越えするのですから、結構長いです。

中国では結構蔡文姫が人気だということを知らせたかっただけなので、無理に見る必要はありません。
筆者も初めの20分を見た程度です。
台本の方を見ると蔡文姫と卞后の会話があるので、時間があるときに見ようと思います。
正史・演義ともに接触した形跡がない二人です。ちょっと気になりました。
面識がなくとも甄后なら共通点が多いので納得いきますが、卞后との接点は思いつきません。
曹操経由の繋がりなのでしょうか。
時間があれば動画を見て考察します。

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10/12/17up

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