張后とは、張飛の娘で劉禅 の皇后となった女性です。
該当する人は二人いるのですが、ここでは二人まとめて取り扱います。

まず初めに劉禅の正室となったのは、張飛の長女です。
章武元年・221年に劉禅の妃となり、建興元年・223年に皇后となりました。
そして建興十五年・237年に亡くなります。
彼女の死後、人々は敬哀皇后と謚しました。

次に劉禅の正室となったのは、先の敬哀皇后の妹です。
張飛の何番目の娘だったのか、記録はありません。
姉が亡くなった年に貴人の位になり、翌年に皇后となりました。
おそらく、姉の後釜として扱われたのでしょう。

そして劉禅が魏に降伏すると、共に洛陽へ移り住みました。
その後の消息は不明です。




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10/11/17

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