楊進
進楊は日頃の態度が麗しく、先代の姑が教えの手本であった。進楊は武陽の楊氏の娘で、大匠であった広漢の王堂の長子・王博の妻である。博の後母であった文季姜には、母儀の徳が有った。進楊は義母の教えに則って行いを為し、一家の内は、和らぎ睦まじかった。牂柯(そうが)の太守であった李禕(リイ)の家も、また継子・継母で(母子関係で楊進とは似た点が)あったが、(こちらは)常にもめ事が絶えなかった。(そこで李禕は)富貴であっても、学問の成果が博の家に及ばないのを嘆いて、残念に思った。

【華陽国志巻10之8】



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