姚妣&姚饒
二姚は霊となって(夢に)あらわれた。広柔長であったヒの姚超の二女、姚妣、(姚)饒はまだ結婚まえの身で、官職にある父に随って(任地に)いた。そこで九種夷の反乱に遭遇した。(九種夷は)超を殺し、二女を獲(とりこ)にして、羊飼いにしようとした。二女は辱めを受けまいと固く約束して、衣で互いの腰を結び、水中に身を投げて死んだ。兄・姚慰の夢に現れて告げた「私たち姉妹の亡骸は、きっと某日に川ぐちに行き着きます」と。慰は夢から覚めて傷ましくなり強い衝撃を受けた。夢での日にちの通り、姉妹の亡骸を見つけた。郡県では役所の庭に姉妹の図象を掲げた。

【華陽国志巻10之3】



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