麋夫人
東海郡朐県の人。
陶謙の没後、麋竺は陶謙の遺命を守って小沛から先主を迎え入れた。建安元年(196年)、呂布は先主が袁術の防御に出陣した隙を狙い、下邳を襲い、先主の妻子を捕虜にした。先主は軍を広陵郡の海西に移動させた。麋竺はその時に妹を先主の夫人として差しあげ、奴僕二千人、金銀貨幣を提供して軍費を援助した。当時(劉備は)困窮していたが、麋竺のおかげで再び勢いを盛り返した。

【巻38・麋竺伝】


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