董氏
馬超がまだ(曹操に)反旗をひるがえさなかったころ、妾の弟の董种は三輔に留まっていた。馬超が敗北するに及んで、董种は一足先に漢中に入った。正月元旦、董种が年賀に行くと、馬超は胸を叩き血を吐いて、「一門残らず一日にして命を落としてしまったのに、今二人で祝うことができようか」と述べた。

『典略』にいう。初め馬超が蜀に入国したとき、その妾の董氏と子の馬秋を張魯に預けておいた。張魯が(曹操に)敗北すると曹公は彼らを捕え、董氏を閻圃に与え、秋の身柄を張魯に任せた。張魯は自分の手で秋を殺した。

【巻36・馬超伝】


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